
Solar Data Center(以下SDC)では、悪天候時でも6日間以上の連続電力供給を可能とする蓄電池システムを運用しています。シールドバッテリーと、高性能インバーター、充放電サイクルの最適化により平均を大幅に上回る長寿命化を実現しております。
バッテリーの総電力は374KW、VtoHシステム(V2Hシステムは「家」と「電気自動車」で相互に電気を融通し合えるような仕組み)で主に利用されている日産リーフ(40KWH)9.35台分の電力が供給可能です。
鉛蓄電池の環境負荷を考え、長寿命化を実現してまいりましたが、充放電の品質が弊社基準に満たなくなる恐れが出てきたこともあり、この度、SDCのバッテリーの全面リニューアルを行いました。
バッテリー管理を徹底し期待寿命の4倍の長寿命化、上限サイクル(充電→放電が1サイクル)の向上を実現しました。これは、データセンター常駐の専任管理者が日々のメンテナンスと温度管理、充電監視システムによって負荷をかけない充放電の実行によるものです。
鉛蓄電池の廃棄は環境への負荷が高く、稼働時間を延ばすことが直接、環境負荷の低減へとつながります。また今回、寿命となったバッテリーはエナジーシステムサービス(株)が環境基準、法律に沿って適切に処理しております。
SDCは、脱炭素対策やSDGsにおける「持続可能な社会への貢献」に取り組み、環境にやさしく、安心安全なサービスを提供していきます