TOKO OA SYSTEM
太陽光発電エネルギー100%による無停電サーバー・集合住宅用電力供給システムを提供

パブリシティ 2024年1月26日

太陽光発電システムならびにV2Hシステム(※)において、当社が設計・システム導入・施工協力を行った鈴福ビル(東京都渋谷区千駄ヶ谷4丁目)が竣工されました。
竣工に際して、報道陣に公開された内容が新聞紙面に掲載されましたので、ご紹介いたします。

(※)EV/PHV車の大容量バッテリーから電力を取り出し、分電盤を通じて建物の電力として使用できる仕組み

未来型次世代オフィス竣工

災害時の事業継続性確保
設計は翔設計

翔設計(東京都渋谷区、貴船美彦社長)が設計管理し、同社が入居する鈴福ビルが完成を迎え、報道陣に公開された=写真。7階建ての中規模オフィスビルだが、地震発生時にも水や電源を確保できるなど災害時の安全性と事業継続性にこだわった仕様。持続可能な新しいオフィスビルとして注目を集めそうだ。

建設地は東京メトロ北参道駅に近い渋谷区千駄ヶ谷4丁目の旧鈴福ビル跡地958平方メートルで、規模はRC造7階建て延べ3568平方メートル。施主は鈴福産業。工事は2021年11月に、築50年の旧鈴福ビルの解体からスタートした。埼玉建興が施工し、昨年12月に竣工した。既に業務を始めている翔設計のほか、今後数社のテナントが入居する予定。

設計に当たっては「地域に根付き、防災力の高い建物を」という施主の要望に添い、さまざまな工夫を凝らした。最大の特徴は災害時の安全性。十分な耐震性を確保したほか、太陽光発電システムと蓄電池を搭載して非常時でも電力が途絶えないようにしている。さらに、非常時には電気自動車から電源を取って建物に供給できる「V2Hシステム」も導入した。敷地内に井戸も設置した。

ビル内のレイアウトは、エレベーターホールを囲むように執務スペースを排したセンターコア形式。各執務スペースの外側にはバルコニーが設置されており、屋外の非常階段に接続。非常時には内外2方向から避難できるようになっている。また、窓を掃き出しサッシとすることで自然採光と自然通風を可能としている。

竣工に当たって貴船社長は「災害時の安全性など付加価値を加えたことで建築コストは上がったが、結果として事業継続が可能な新しいタイプのオフィスビルとなっている。“コストからバリューへ”を体現した建物として地域に根付いてほしい」と話している。

建設通信新聞 2024年1月26日) 掲載 004面 01番 No.05

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